昨年に続き、栃木幼稚園では『プランター稲作』に挑戦しました。
4月、一粒ひとつぶ、心を込めて種を蒔き、苗床を作りました。こどもたちは「はやく芽がでないかなー」と、少しづつふくらむ種に、日に日に、期待を膨らませ、ある日、可愛い黄緑色の芽を見つけた時は、みんなで大喜びしました。
芽が出揃ってきたところで、年長組さんは畑づくりを始めました。こねこねまぜまぜ、手も、足も、顔も、まっくろどーろどろ。おおはしゃぎの土づくりでした。
やがて、太陽の恵みを受けて、ぐんぐん、ぐんぐんと育ってきた芽は、立派な苗になりました。そこで、こどもたちは、元気に育った苗を、自分たちで作った田んぼに、植え替えてあげることにしました。
幼稚園に稲作の指導にきてくれている、”稲博士”に教えてもらった植え方をよく聞いて、約束を守り、一人ひとり、一本いっぽん、丁寧に植えました。
今年の夏は天候に恵まれず、思うように育たないところもありましたが、季節が秋へと移り変わり、黄金色の穂がたくさん実りました。いよいよ収穫です。
栃木幼稚園と若葉幼稚園のおともだち協力して、ひとりづつ”鎌”を使って、稲刈りです。稲刈りをしているこどもからは、「あれ、おこめ白くないね」などと不思議がる声。
そこで、先生はみんなにお話ししました。この後ね、”天日干し”をして、”脱穀”をして、”もみすり”をして、”玄米”にするんだよ。「後でみんなで挑戦してみようね」って。
そして、”玄米”を”精米”すると、やっと”白いお米”になるんだよってお話を、真剣なお顔で聞いていました。自分たちがいつも、食べているお米は、”お米を作っている方が、毎日心を込めて、大切に作っている事なんだ”って深く感じ取り、毎日のごはんを大切にいただくことを学びました。
さて、この “栃幼米” みんなでいただきましょ♪